風邪を引いたぐらいで落ち込むな【これで日本は大丈夫!/松田学,武田邦彦】

日本の未来は明るい。

流行りの風邪は落ち込む風邪だった

流行りの風邪にかかり、1週間仕事を休んだ。

  • これまで体調不良で長期休暇を取ったことなんてないし、これからもない
  • 自分には強い免疫があり、何日も熱で寝込むことなんてあり得ない。

という自信が打ち砕かれ、別の病気かと思うくらい落ち込んでしまった。

しかし、療養中に読んだある1冊の本が教えてくれた。

落ち込む必要なんてない。だって日本は大丈夫だから。

風邪を引いたぐらいで落ち込むことに意味なんてなかった。

デジタル通貨で大丈夫

ミクロネシアのヤップ島で発見された石のお金「フェイ」から始まったお金の歴史。

石のお金は持ち運びができないことから、その後アコヤ貝での取引に変わった。

そのうち金や銀をバックにした金貨銀貨となり、さらに権力者の信頼をバックに紙幣が発行されるようになった。

資本主義社会のもとで銀行政策ができてからは預金通貨ができて、現在は電子的に通帳を打ち込んだらそれがお金、という時代になった。

そして今、電子データを改ざんすることが不可能であり、参加者のみんなが取引の正当性をチェックできるという「技術への信頼」で成り立つブロックチェーンで発行・流通するデジタル通貨が誕生した。

デジタル通貨であれば、どんなに少額でも、どこの国へでも、スマホを使って手数料なしで送金できる。その利便性からみんなが使うようになり、広がれば広がるほど利便性は高まっていく。

サービスを提供するプラットフォームであるブロックチェーンがしっかりしていれば、その利便性をみんなで享受できるようになる。

これからはお金そのものに債権債務、契約、手続きを紐づける時代になる。スマートコントラクトと呼ばれる、自動的に契約の履行をする仕組みと経済的価値を表すものが一体となる。それが「トークン(代用紙幣)」。究極的には、デジタル通貨というのはどれだけの情報をそのトークンに載せられるかによって利用価値が決まってくる。

うーんわからん。でも大丈夫。

これからデジタル通貨という便利なお金ができて、それを使えば日本政府の国債残高を解消する「松田プラン」があるから大丈夫。

落ち込んでいる場合じゃない。デジタル通貨で未来は明るい。

温暖化しても大丈夫

最近よく耳にする地球温暖化問題。

CO2が原因で地球は温暖化することが、大きな環境問題だというのだ。

「○○年までにCO2を何%減らさなければならない。」などと毎日のように言われれば、「CO2は悪者」というイメージが大きい。

しかし地球の歴史を振り返ると、最初はCO2だけがあり、CO2と太陽の可視光を利用する生物が誕生し、その生物が酸素をはき出し、その酸素がやがて大気に出て成層圏に昇り、太陽の光でオゾン層をつくって、自分たちにとって有害な光をシャットアウトしてくれた。

この奇妙な連鎖が次々とつながって、現在の地球は生物の命であふれるようになった。CO2がなければ、地上には今の形の生物は誕生していない。

もしCO2を削減し続け「低炭素社会」を実現すると、CO2と水を原料として光合成を行い、自らの体をつくる植物は絶滅し、農作物は収穫できなくなる。植物を食料としている動物も絶滅してしまう。

CO2は植物だけでなく、すべての動物が生存するうえできわめて貴重な資源

CO2の削減は環境を改善することはなく、むしろCO2によって気温が上がれば、生物の生育が早まり、生物にとって良い。地球に優しい。

冬の寒さが温暖化によってやわらげば、心臓や血管系の疾病で亡くなるリスクも下がる。温暖化は日本にとってもいいことばかり。

落ち込む必要なんてない。温暖化しても地球の未来は明るい。

日本人の誇りを取り戻せば大丈夫

日本は世界一豊かな自然に恵まれた国であり、世界で一番長い歴史を誇る国だ。

しかし戦後の日本では、それを忘れさせるような、否定するような風潮が生まれ、教育にも大きな影響を与えてきた。

その結果、私たち日本人が本来の日本という国のことをよく知らない、関心を持っていないという残念な結果を招いた。

もう1度、よく日本を学び直さなければならない。

まず日本を知り、そこから日本独自のソリューションを見出していく。日本人にはそれができる。

日本の歴史を学び直し、日本人としての自信をよみがえらせることにより、元気になる必要がある。

これからの世界をリードするのは日本。日本人として、風邪引いて落ち込んでいる場合ではない。

今この瞬間に集中すれば大丈夫

風邪で長期間休んでしまってひとり落ち込んでいたその時、周りにいたのは、看病してくれる家族と、仕事をサポートしてくれる仲間だった。

世界は美しく、人は愛おしい。そして日本の未来は明るい。

この事実を目の当たりにして、まだ落ち込んでいるのはもはや落ち込みたいだけの奴だ。

危うく、落ち込む必要が全くないのに落ち込むただの迷惑野郎になるとことだった。

仕事は社会への恩返し。今日も明日も、今この瞬間やるべきことに集中しよう。

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